Secret story

黒酢エキスパウダーについて

黒酢エキスパウダー誕生秘話

壺造り米黒酢は鹿児島県霧島市福山町で屋外のカメ壺で醸造されます。
会⾧上田英夫は、伝統製法で作られているカメ壺露天醸造法の玄米黒酢はからだにはとても良い黒酢ではありますが、液体の状態では酸っぱくて飲みにくいというお客様の声が届くことがありました。世にもめずらしいこの奇跡の黒酢を広く世に伝えるにはどうしたらいいのか考えました。また色々試した中で、液体の黒酢を粉末化にして、多くの人に喜んでもらえる商品作りの構想を練りました。

数々の失敗の中で、ようやく液体の黒酢を粉末化するのに成功致しました。
それは黒酢とデキストリンを混合してスプレードライにて粉末化にする方法です。当社の製品化第一号は平成元年に「黒酢にんにく球」(注 1)です。
発売の時に少量のロットでも約 100kg を委託製造したのが始まりです。
液体で摂取する黒酢から黒酢成分をしっかりと残して手軽に黒酢が摂れるのでサプリメント商品は好評な滑り出しで販売致しました。
その後、黒酢を使った健康食品のカプセルの原料としてサプリメント業界から黒酢エキスパウダーの問い合わせが多数寄せられました。
黒酢含有率が高濃度で安定した品質の良い黒酢エキスパウダーは、サプリメントへのニーズとあってきました。

まるしげ玄米黒酢の原料を使った黒酢はアミノ酸始め有機酸が多くブリックス値が高いためスプレードライした場合重量比 1 対1の製造は難しく、黒酢に 30%水を混ぜて薄めるしか方法がないと従来の加工業者より解答があり、弊社も黒酢エキスパウダーの安定した供給を行うこと難航していました、その中にはスプレードライ以外の方法も検討してみたこともあります。
同業他社からも黒酢を粉末にする方法は色々と研究開発されており、α化した玄米粉を混合して乾燥後粉末にする方法もありますが、弊社は黒酢とデキストリンの配合率が1対1になる製法にとことんこだわり研究を進めていきました。その方法の細部は企業秘密になっております。
この方法ですと黒酢の成分を残したまま黒酢とデキストリンが重量比で1対1の理想的な黒酢エキスパウダーが誕生することがわかりました。

弊社では平成26年より黒酢1.1対デキストリン0.9の高濃度製品も開発に成功し、現在も量産化し販売しています。

(注 1:廃番商品となっています。現在「極みの発酵黒にんにく熟成黒酢」発売中)